2014年2月24日月曜日

オリンピック選手の感謝

2月24日の早朝、ソチの冬季オリンピックが閉会式を行われ、17日間に渡る競技の幕を閉じました。

今回のオリンピックで私の印象に残った言葉は、一言でいえば、感謝です。
スノーボード・ハーフパイプで、平野歩夢選手が、銀メダルを決めた直後のインタビューで、これまでの積み重ねの結果と自分を支えてくれた回りの方々への感謝の言葉を述べていました。

平野選手は15歳で、最年少のメダル獲得者でしたが、とても、15歳とは思えないほど、落ち着いた立派な言葉でした。

もうひとり印象深かったのは、フィギアスケートのショートプログラムで失敗した後、自由演技で見事に復活して、自己ベストの記録を出した浅田真央選手です。浅田選手は、自由演技で思い通りに滑ることができ、メダルには届かなったけれども、これまで応援してくれた方々への恩返しになったのではと演技後のインタビューで語っていました。そういう感謝と報恩の気持ちが持てたからこそ、復活できたのだと思いました。

自力で頑張ることは大切ですし、私も若い頃は、自分が頑張ったから良い結果を出すことができたと思っていました。しかし、家族やコーチ、同僚、その他、宗教的に見れば、天上界からの多くの支援や応援すなわち他力が働くからこそ、より素晴らしい結果を出すことができるのです。自分への支援に対する感謝の心、そしてその方々に喜んでもらいたいという報恩の心はその他力を引き出すための心構えだと思いました。

2020年の東京オリンピックの際にも、全世界の人びとに様々な感動を与えられるよう、準備をしてまいりましょう。

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